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小川 徹; 尾形 孝成*; 伊藤 昭憲; 宮西 秀至; 関野 甫; 西 雅裕; 石川 明義; 赤堀 光雄
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.670 - 675, 1998/00
被引用回数:7 パーセンタイル:49.87(Chemistry, Physical)金属燃料の照射挙動の基礎的理解のために、U-Zr合金微小球を調製しその照射試験を行った。U-Zr合金液滴をHe中を落下凝固させることにより微小球とした。それを各1粒ずつ、Zr箔にくるみ、石英管封入したものをJRR-3キャプセルに装荷した。照射中は外部電気ヒーターにより、温度を正確に制御した。温度は723,873,973K、燃焼率は最大1.5at%であった。照射後に、石英管内に放出されたFPガスの定量、粒子の寸法測定、断面のSEM/EPMA観察を行った。また、結果を金属燃料挙動解析コードによる予測結果と比較考察した。
宇賀神 光弘; 柴 是行
Journal of Nuclear Materials, 105(2), p.211 - 218, 1982/00
被引用回数:12 パーセンタイル:75.24(Materials Science, Multidisciplinary)燃焼度~22%を模擬する(Th,U)O中のFP元素の化学形態変化について種々の酸素ポテンシャルの下で調べた。還元雰囲気ではMo貴金属合金とBaZrO型化合物が安定であるが、酸化雰囲気ではMoの選択酸化と同時にBaMoO型及びNdZrO型化合物が優勢となる。この酸化還元の酸素ポテンシャルのしきい値は-62kcalから-69kcalの範囲にあり、Moの酸化ポテンシャル(1500Cで約-65kcal/mol)に一致するものと考えられる。さらに、酸化物燃料ピンの照射によるO/M変化に対するMoの振舞いについて燃料マトリックスとMoの酸化挙動をもとに考察した。
福田 幸朔; 岩本 多實; 三石 信雄*
Journal of Nuclear Materials, 75(1), p.131 - 144, 1978/01
被引用回数:11SiC被覆粒子を低照射した後、1650~1850Cの間で、最大60hの加熱を行い、SiC層中のFP分布(Xe,Ba,Sr,Ce,RuおよびZr-Nb)や過熱の際、放出されたこれらのFP量を測定した。これにより、Zr-Nbを除いたFPの拡散定数の温度依存性を得ることができた。BaとSrについては分布と放出から求めた拡散定数に大きな差がみられた。これに対して、二種類の拡散物質(単原子とその炭化物)が同時に拡散しているという機構を提唱した。CeとRuについては、分布と放出から求められた拡散定数はほぼ同じであった。PyC中のFP拡散定数とここで得られたSic中の拡散定数を比較して、XeはPyC中の方が拡散定数は小さかったが、それ以外のFPについてはSiC中の方がはるかに小さいことがわかった。
シグマ特別専門委員会; 西村 和明*
日本原子力学会誌, 15(12), p.832 - 842, 1973/12
シグマ特別専門委員会の46,47年度における活動状況を報告したものである。(1)核データに関する国際協力と情報交換業務、(2)本委員会の枠内における諸活動および核データ、炉定数の各専門部会でなされた仕事が、総括的に述べられている。次のような主題、即ち ?)NESTOR,??)高速炉用核分裂生成核種の断面積,???)Uの断面積評価,??)熱中性子散乱の文敵編集,および ?)熱中性子炉用核分裂生成核種の炉定数,については、トピックス的に報告されている。また、この期間中に発表された報告書、技術的資料のリストも含まれている。